通行止めとなった箱根山・大涌谷(おおわくだに)方面への道路には報道陣や道路関係者が集まっている=2015年5月7日午前、神奈川県足柄下郡箱根町(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
一方、観光業への影響は大きい。観光客の宿泊キャンセルが相次ぐ箱根町では7日午前、町内の温泉旅館約100軒でつくる「箱根温泉旅館協同組合」と今後の対策について協議。箱根町企画観光部の吉田功部長は「箱根のごく一部が立ち入り禁止なだけ。正確な情報を発信することが風評被害防止のために重要」と話し、立ち入り禁止エリアなど情報を発信し続けることを確認した。
「おおげさに騒ぎ立てられると事態が悪化する」と、宿泊施設や土産物店などの観光業者は報道による風評を心配する。
大涌谷を通るルートの運休が続く「箱根ロープウェイ」の早雲山駅では、急な旅程変更が難しい海外からの観光客が訪れるほかは、ひっそりと静まりかえっていた。担当者は「早く騒ぎが終息してほしい」と嘆く。
箱根町は、宿泊施設に温泉の湯を供給する業者などについては7日から保守管理のため午前9時から約2時間、避難指示区域内に立ち入ることを認めた。対応を受けて早雲山駅内では、大涌谷駅で働く売店の従業員らを集めてミーティングが行われていた。