通行止めとなった箱根山・大涌谷(おおわくだに)方面への道路には報道陣や道路関係者が集まっている=2015年5月7日午前、神奈川県足柄下郡箱根町(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
したたかな観光客も
揺れる地元の観光業界に対し、したたかな観光客も。大涌谷を見通せる位置にある箱根ガラスの森美術館では、入場者が白煙が上る火口を見上げて歓声を上げていた。東京都杉並区から訪れた主婦、斎藤利子さん(73)は「空いていると思って遊びにきた。名物の黒たまごが食べられないのは残念だけれど、行けるところまで行って、めいっぱい楽しみたい」と笑顔だった。
箱根ガラスの森美術館では万が一に備えて、手袋やマスク、水など防災対策グッズを増強。岩田正崔館長は「現状で怖いことは何もない。お客さまには安心して楽しんでほしい」と話した。(三宅令/SANKEI EXPRESS)
≪レベル引き上げ判断 御嶽山の教訓≫
噴火警戒レベルの引き上げ判断をめぐっては、2014年9月の御嶽山(おんたけさん、長野、岐阜)の噴火でも、直前に火山性地震頻発などの予兆があったが、平常の「1」に据え置かれたままだったことで、その是非が注目された。