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【ネパール大地震】世界遺産倒壊 「歴史が崩れ落ちた」 寺院など完全修復は見込み薄 (2/3ページ)

2015.5.11 09:05

世界遺産の寺院、チャングナラヤンで、傾いた建物を支える処置をする作業員=2015年11月9日、ネパール・首都カトマンズ近郊(共同)

世界遺産の寺院、チャングナラヤンで、傾いた建物を支える処置をする作業員=2015年11月9日、ネパール・首都カトマンズ近郊(共同)【拡大】

 文化観光・航空省によると、5月10日時点で世界遺産を含む480の歴史的建造物が全半壊したことを確認。調査が進めば、さらに数は増える見通しだ。スシル・コイララ首相(75)は、損壊した史跡の再建を5年以内に終えると表明したが、ナカルミさんは「無理な目標だ。専門家の数は限られ、被害総額も想像すらできない」と首を振った。

 世界遺産では、旧王宮や寺院があるカトマンズのダルバール広場や、れんが造りの建物が並ぶバクタプルも、倒壊などで無残な姿となっている。バクタプルの商店主、チラン・ジョシさん(31)は「ただの建造物ではなく、われわれの歴史が崩れ落ちたように感じる。毎日、目にするのは悲しい」と話し、早期の再建を望んでいた。

 死者8100人超す

 ネパール警察当局は10日、大地震による国内の死者が8019人になったと明らかにした。近隣国と合わせ、死者数は8100人を超えた。

 負傷者は1万7871人で、全半壊した建物数は約57万戸。余震などによるさらなる建物倒壊が懸念されており、政府当局は激しく損壊した建物の解体を進める方針だ。(共同/SANKEI EXPRESS

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