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母親同伴で市民偽装 指令を待つ 「イスラム国」テロリストたちの証言 (2/4ページ)

2015.5.12 08:00

クルド自治政府に拘束されているイスラム国メンバーのシャウカト容疑者=2015年4月14日、イラク北部(大内清撮影)

クルド自治政府に拘束されているイスラム国メンバーのシャウカト容疑者=2015年4月14日、イラク北部(大内清撮影)【拡大】

  • イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の支配・活動地域=2015年5月11日現在。※英BBCの資料などから作成

 周囲に怪しまれないよう、母親を伴って部屋を借りた。支給された金は、3日ごとの手当として5万イラクデイナール(約5000円)。工場の給与を合わせれば収入は月1000ドル(約12万円)を超えた。貧しい村出身のシャウカトにとっては、大きな魅力だったとみられる。

 自治政府の治安機関は今年3月にシャウカトを逮捕。その供述などを基に、自治区やその周辺に潜伏するイスラム国工作員や協力者の摘発を進めている。

 役割細分化、組織的に活動

 イスラム国がメンバーの役割を細分化し、組織的に工作活動を行っていることも判明してきた。

 当局からの制限で名前の頭文字だけ明かされたクルド人のA・S・J(30)は昨年8月23日、所有する小型トラックで自宅を出発した。

 「キルクークへ向かえ」

 イスラム国戦闘員の弟を通じて知り合った男からの指令だった。キルクークに到着すると、次はアルビルへ向かうよう命令され、その後、再びキルクークへ戻れと指示された。

「車代」として100ドル

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