GWの鎌倉は、すっかり夏に移行していた。観光名所はどこもすさまじい人出。昼間は歩いていると汗が噴き出す。
海辺も少し前とはすっかり表情が変わっている。鎌倉の漁業基地のひとつでもある由比ガ浜西端の坂ノ下海岸では、砂よけの竹の屏のまわりにハマダイコンが見事な勢いで花を咲かせていた=写真。
潮風にもめげず、砂地にしっかりと根を張り、薄紫の花をつける。たくましいですね。植物図鑑を見ると、ダイコンが野生化したと書かれている。ただし、畑や青果店でみかけるダイコンとは、かなり印象が異なる。長い歳月をかけ、厳しい自然の中でサバイバルを遂げてきたのだろうか。
そのたくましさに改めて感心するとともに「がんばれ!」と一声かけたくなってくる。花の季節は4月~6月ということだからけっこう長い。そうか4月から咲いていたのか。