連休中の夜の海では、夜光虫が見られたという。実は市内の某飲食店でその話を聞いて勇躍、夜の浜辺に繰り出したのだが、これかなあ、これだろうなあ、たぶん…という程度にしか確認できなかった。今年はあまり鮮明ではなかったようだ。
見る人が見れば分かるにしても、私のような夜光虫初心者には少々、苦しい。写真撮影もかなわなかった。来年のお楽しみにとっておこう。
夜光虫は青白く発光する植物性のプランクトンで、いわゆる赤潮の原因にもなる。昼の間に海が赤く見えるところを目印にしておくと、見つけやすいという。
自らの探査能力を棚に上げて言えば、あまり鮮明に見えなかったのは、実は喜ぶべきことなのかもしれない。海洋の汚染に詳しい方がいらしたら、そのあたりのことも聞いてみたいですね。(編集委員 宮田一雄/SANKEI EXPRESS)