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シャーロット、近江県…名前めぐり騒動 渡辺武達 (4/4ページ)

2015.5.13 10:30

高崎山自然動物園の赤ちゃんザル「シャーロット」を写真に収めようとする来園者=2015年5月8日、大分県大分市(共同)

高崎山自然動物園の赤ちゃんザル「シャーロット」を写真に収めようとする来園者=2015年5月8日、大分県大分市(共同)【拡大】

 県の名称を法的に正式に変更するには、国会での特別法の制定が必要だ。それだけのことをする理由が、滋賀県の場合、見当たらない。

 「土部」は読み方を変更

 固有名詞を変更すべき場合もある。最近の例では愛知県北名古屋市の地名「土部」の読み方が、「どぶ」から「つちべ」に変更された例がある。「どぶ」がドブ川などの悪いイメージと結びつき、いじめなどの原因になっていたからだ。漢字は同じで、読み方の変更だけなので、法的な措置は、市議会の承認だけで済んだ。

 また、茶道家元、千家では、新しい家元が誕生すると、その兄弟は名字を「千」から他のものに変更するが、その際、裁判所に願い出て、「やむなし」という認可をもらう。日本の文化と伝統を守るため、「千」を名乗れる人は一人でよいという粋な計らいである。(同志社大学名誉教授 メディア・情報学者 渡辺武達(わたなべ・たけさと)/SANKEI EXPRESS

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