09年、三浦さんは、まだ県内にほとんどなかった化粧品メーカーを立ち上げることを決意します。青森県の豊富な素材を使って化粧品をプロデュースし、ハンディキャップを持つ方々の就労支援やQOL向上につなげていく「La Vie Precieuse=大切な命」ブランドです。ロゴは右半身に障害がある少女が2時間かけて墨文字で書き上げてくれたもの。雇用を生むために「売れるもの」を企画したいという思いから始めた事業でした。11年、青森県企業として初出展した「第70回かわさき起業家オーディション」で「かわさきビジネス・アイデアシーズ賞」を受賞。しかし、直後に東日本大震災が発生し、商品をPRするどころではなくなってしまいます。そこで考えたのは、弘前さくら祭りへの出展。食べ物屋台に混ざった「プロテオグリカン美容テント」は、初めは見向きもされませんでしたが、少しでも立ち止まってくれる人の手にテスターを塗り続けていたところ、わざわざ戻って購入する方が続出し、見事なデビューを飾りました。