上手投げで栃煌山(とちおうざん)を下した白鵬。徐々に調子を上げてきた=2015年5月15日、東京都墨田区・両国国技館(共同)【拡大】
徐々に調子を上げるのが、この横綱のペースでもある。10年九州では2日目に稀勢の里(きせのさと)に敗れてから13連勝で優勝。この日は栃煌山の挑戦を退け、独走するいつもとは違う流れにも「久しぶりだね」と余裕たっぷりだ。
優勝争いを盛り上げるためには、影の薄い大関陣の奮起も欠かせない。いずれもすでに2敗を喫しているが、両横綱との対戦を残す。3連敗を免れた稀勢の里は「一日一日と思ってます」と静かに語った。混沌(こんとん)とした状態が終盤まで続けば、15日間大入りが濃厚な館内の熱気も冷めることはないだろう。(SANKEI EXPRESS)