会談後の共同記者会見でも応酬を繰り広げた米国のジョン・ケリー国務長官(左)と中国の王毅外相=2015年5月16日、中国・首都北京市(ロイター)【拡大】
北朝鮮問題では非核化に向けた協力で一致。戦後70年に絡めて王氏は「反ファシズム戦争勝利の成果を守るという共通利益がある」として米国と協調していく方針を表明し、日本を牽制(けんせい)した。
ケリー氏は16日、李克強首相、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に、よう・けつち)国務委員ともそれぞれ会談。17日には習氏とも会い、懸念を直接伝える意向だ。6月下旬に米首都ワシントンで開く「米中戦略・経済対話」や習氏の訪米に向けた調整も進める。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪強硬・中国 米と偶発的衝突のリスク≫
ケリー米国務長官と中国の王毅外相は、中国による南シナ海のスプラトリー諸島などの埋め立てをめぐり、互いの主張を激しくぶつけ合った。現状変更の動きに艦艇派遣の構えも見せる米国に対し、「海洋強国の建設」に邁進(まいしん)する中国。アジア太平洋の海洋秩序を争う二大国は一歩も譲らず、緊張緩和の兆しは見えない。