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幻の巨匠競演 2枚の模写で「実現」 「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』」展 (2/4ページ)

2015.5.18 11:00

16世紀の画家《アンギアーリの戦い(タヴォラ・ドーリア)》16世紀_油彩/板_ウフィツィ美術館蔵(東京富士美術館より寄贈)85.0×115.0(提供写真)

16世紀の画家《アンギアーリの戦い(タヴォラ・ドーリア)》16世紀_油彩/板_ウフィツィ美術館蔵(東京富士美術館より寄贈)85.0×115.0(提供写真)【拡大】

  • アリストーティレ・ダ・サンガッロ「カッシナの戦い」(ミケランジェロの下絵による模写)1542年_油彩/板_78.7×129.0cm_ホウカム・ホール、レスター伯爵個人コレクション。(C)Collection_of_the_Earl_of_Leicester,Holkham_Hall,Norfolk_By_kind_permission_of_Viscount_Coke_and_the_Trustees_of_Holkham_Estate

 油彩の絵の具の扱いに失敗し、ダ・ヴィンチの壁画(中心部分)の下半分が流れ落ちてしまった。ダ・ヴィンチはやむなく創作を断念。ミケランジェロも下絵を描いた段階で、別な仕事のためにローマ教皇に呼び出されて現場を離れた。

 計画は頓挫し、描きかけの壁画は放置されたが、1560年代に、ジョルジョ・ヴァザーリ(1511~74年)が壁面に新たな絵を描いたために姿を消したという。

 今回、公開されるのは、ダ・ヴィンチが描いた壁画「アンギアーリの戦い」の模写(作者不明)と、ヴァザーリがアリストーティレ・ダ・サンガッロに記録用に描かせたミケランジェロの「カッシナの戦い」下絵の模写(1542年ごろ)だ。オリジナルの行方は分からず、2枚の模写が、夢と消えた両巨匠の競演を想像させる。

 とくに、「アンギアーリの戦い」は、躍動感や鬼気迫る表情が、のちの戦闘画のお手本となり、ラファエロ・サンティ(1483~1520年)など多くの画家が模写したという。今回の模写は、誰が描いたのか、ダ・ヴィンチの弟子だったのか、ダ・ヴィンチは関与したのか。また、壁画は実際にどこに描かれ、今も存在するのかなど、多くの謎をはらんでいて興味深い。

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