想像巡らせて
ヴァザーリの壁画「マルチアーノの戦い」に描かれた旗には「さがせ、さらば見つからん」との言葉が書き込まれており、それを根拠に、実際に壁画に穴をあけての調査も行われた。
「アンギアーリの戦い」の模写は、ジェノバの貴族、ドーリア家が1620年ごろから1940年ごろまで所有。破産で手放したあとはイタリア、スイス、ドイツ、アメリカの個人収集家を転々。92年に東京富士美術館に購入された。2012年、イタリア政府に寄贈、日本でも25年間展示できるなどの交流協定が結ばれ、今回が初の日本公開となる。
展覧会では、「アンギアーリの戦い」の模写に描かれた人馬が入り乱れた戦闘シーンを3次元に置き換えた模型や、壁画のために描かれた人馬の習作(レオナルド・ダ・ヴィンチ派)も公開される。