今国会初の党首討論で、民主党の岡田克也代表(左手前)の質問に答える安倍晋三(しんぞう)首相=2015年5月20日午後、国会(斎藤良雄撮影)【拡大】
共産党の志位(しい)和夫委員長(60)も11年ぶりに質疑に立った。「過去の日本の戦争は、間違った戦争だったという認識はあるか」とただしたのに対し、首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返してはならない。村山首相談話、小泉首相談話などの政府の談話を全体として受け継いでいく」と述べるにとどめた。
≪民主岡田氏と一方通行の主張合戦≫
安倍首相と民主党の岡田代表は20日の党首討論で新たな安全保障法制をめぐり火花を散らした。国民の理解を得て今国会成立を期したい首相に対し、集団的自衛権行使に反対を掲げ、世論の支持を取り付けたい岡田氏。国民世論を強く意識して臨んだ論戦だったが、議論はかみ合わず消化不良の印象を与えた。
国民に問題点訴え
岡田氏が党首討論に立つのは2005年4月以来、約10年ぶり。民主党政権時代には外相を務め、安全保障政策に通じるだけに、先陣を切って首相を追い込みたい考えだった。そのため岡田氏は「自衛隊のリスクが高まるのではないか」「米国の戦争に巻き込まれるのではないか」といった質問を繰り出し、国民に問題点を訴えようとした。