「夜遊び」という言葉はあまり良い印象を与えない。都会ではよからぬ思惑を胸に抱きながら、ネオンきらめく繁華街へ繰り出す。そんな印象を受ける言葉である。でも石垣島での夜遊びとは、健全なナイトツアーのこと。
5月に入ると、天気も比較的安定してきて、気温も上昇し、日中では28~30度くらいまで上がる。Tシャツ一枚で夜中に出掛けても、肌寒く感じることはほとんどない。それでは石垣島のナイトツアーへ出掛けよう。
サンライズ、サンセットなどさまざまなシーンは見る人や、その時の心理状態によって感じ方は千差万別だ。私が好きな時間帯はサンセットの後。太陽は沈んでいるが、まだ薄明るい状態。昼の時間が止まろうとしながら、夜の時間が動き始めるときの間(はざま)が好きで、写真を撮るのがすごく面白い。
私がよく行く場所は名蔵湾。石垣島最大の干潟とマングローブの林がある。ここで見る昼と夜の間は、昼のざわめきが静まり闇が音もなく動き出すさまが感じ取れる。少し大げさかもしれないが、自分の五感で感じ取ってほしい。
辺りが薄暗くなって来ると、3月後半から5月中旬にかけてヤエヤマヒメホタルが飛び交う。約2~5ミリ程度の小さな蛍だ。日没後、午後7時半ごろから光り出し、約40分程度と時間は限定される。一斉に瞬きながら飛び交う「天然のクリスマスイルミネーション」。絶対に見ることをお薦めする。