大きな喜び、少しの不便
「夫婦別姓にして、不便と思ったことやデメリットはさほどない。強いてあげるとするならば、子供のこと」と、水口さんは言う。2人には1歳(取材当時)の子供がいる。子供は「橘」姓であるため、水口さんが子供のことで病院との対応をした際、姓が違うため、微妙な反応をされ少し不便だと感じた程度だという。
橘さんも「姓を変えた場合に必要な事務的手続きから解放されるし、仕事を続けていく上では非常に楽。何より、自分の慣れ親しんでいる姓の橘のままでいられることがうれしい。今のところメリットの方が多い」と、きっぱりと言った。
別姓だと家族の絆や一体感が弱まるという意見に対しては、「もしも、私が橘から水口という姓になったとしても、今まで育ててくれた両親との絆が失われるわけがない。生まれた時から、お父さんが水口でお母さんが橘で、子供は橘。毎日一緒に生活しているのに、子供が『お父さんと姓が違うから、家族ではない気がする』と考えるでしょうか。決してそんなことはないと思う」と言い切った。