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【口永良部島噴火】犠牲者ゼロ 「火山島」の教訓生きる (2/4ページ)

2015.5.30 07:30

5月29日午後、口永良部島(くちのえらぶじま)から屋久島へ避難し、宮之浦港でフェリーから降りる住民ら=2015年、鹿児島県熊毛郡屋久島町(川口良介撮影)

5月29日午後、口永良部島(くちのえらぶじま)から屋久島へ避難し、宮之浦港でフェリーから降りる住民ら=2015年、鹿児島県熊毛郡屋久島町(川口良介撮影)【拡大】

 消防庁によると、昨年8月3日正午ごろに新岳付近で噴火が発生し、灰色の噴煙が上空800メートルまで上がった。その際の負傷者はゼロ。気象庁は当時、噴火警戒レベルを最も低い1(平常)から3(入山規制)に引き上げた。

 この噴火の4日後には、新岳火口付近から南西の海岸までの範囲で火砕流の警戒が必要と呼びかけた。町によると、島内全域に避難準備情報が発令されたことを受けて島民の約半数が一時、島外へ自主避難したことも、今回の噴火での安全な避難につながったという。

 ただ昨年8月の噴火以降、多くの専門家が対応強化の必要性を感じていた。口永良部島の元ガイドで樹木医の荒田洋一さん(59)は先月、口永良部島を訪問、「硫化水素の臭いが漂い、いつ大きな噴火があってもおかしくないと感じた。もっと早い時期に全島避難すべきで、今回、大きな人的被害がなかったのは偶然にしかすぎない」と警鐘を鳴らした。

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