8番、チップインバーディーを決め、ガッツポーズする手嶋多一=2015年5月31日、岡山県笠岡市のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(松永渉平撮影)【拡大】
男子ゴルフのミズノ・オープン最終日は31日、岡山県のJFE瀬戸内海GCで行われ、首位で出た46歳の手嶋多一が5バーディー、2ボギーの69とスコアを伸ばし、通算15アンダーの273で昨年6月の日本プロ選手権日清カップ以来のツアー8勝目を挙げた。優勝賞金は2000万円。2日目からトップを走ったスコット・ストレンジ(オーストラリア)が2打差の2位。さらに2打差の3位となった高山忠洋、富村真治までの上位4人が全英オープン選手権(7月16~19日)の出場権を獲得した。
ミズノ契約選手の大会制覇は中嶋常幸以来で29年ぶり。ホストプロの手嶋はこれまで5位が最高だっただけに「勝ちたい試合だった。こんなにうれしいことはない」と優勝トロフィーを手にして笑った。
同じスコアで発進したストレンジとのラウンドでは「キャディーさんの的確な指示もあって、入れなきゃいけないところで(パットが)入ったので良かった」という。5番でともにバーディーを奪った後、6番のバーディーで1打差をつけた。