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【FIFA汚職】ブレーザー元理事、賄賂授受認める 「ミスター10%」 1時間で内通者に (4/5ページ)

2015.6.5 07:30

ゼップ・ブラッター氏(右)と並ぶ情報提供者のチャールズ・ブレーザー元理事。絶大な権力を誇った=2015年6月4日、ドイツ・フランクフルト(ロイター)

ゼップ・ブラッター氏(右)と並ぶ情報提供者のチャールズ・ブレーザー元理事。絶大な権力を誇った=2015年6月4日、ドイツ・フランクフルト(ロイター)【拡大】

  • サッカー、元イングランド代表主将のデービッド・ベッカム氏=2015年3月12日、英国・首都ロンドン(ロイター)

 飼い猫に月72万円の部屋

 元理事はスポーツ関連業者に契約額の1割を見返りに要求し、「ミスター10%」の異名もとった。ニューヨークの豪華マンション「トランプ・タワー」に月額2万4000ドル(約290万円)の部屋を借り、飼い猫には月額6000ドル(約72万円)の部屋も与えた。米マイアミやバハマのリゾート地に高級別荘も所有した。

 FBIの協力者に転じると、小型マイクを忍ばせ、FIFA幹部らとの会話を録音。捜査員の傍らで幹部らと電話や電子メールのやりとりもした。標的は少なくとも44人に上った。

 ニューヨークの元検察官ジョン・ラウロ氏は「(元理事は)捜査全体のブロックを積み上げる中心人物だった」と指摘。「米当局は他にも協力者を集めて“鎖”を作るだろう。狙いは『トップ・ガイ』(ブラッター会長)だ」と強調している。(ニューヨーク 黒沢潤/SANKEI EXPRESS

ベッカム氏「卑劣でおぞましい」

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