作家、小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん。シリーズのタイトルはすべてビートルズの曲から。「今回は明るい曲調のものにしてみました。中学のとき、放送部で毎日流した思い入れのある曲です」という=2015年5月8日(塩塚夢撮影)【拡大】
2013年には亀梨和也さん主演でテレビドラマ化も。なぜ、堀田家は愛されるのだろう。「理想の家族像を押しつけるのではなく、等身大の家族。ちょっと変わっていても、『これでいいんだよ』と。あとは『お天道さんが見ている、悪いことをするとバチがあたる』という感覚をきちんと持つことですね」
10年目となる堀田家との付き合いだが、作者自身は飄々(ひょうひょう)としたものだ。「堀田さんちにちょっとお邪魔して、勘一さんと『最近何があった?』って30分ぐらいお茶を飲んで…。それで、聞いたことを書く感じですね(笑)」。常連さんも、初めての人も。堀田家の茶の間で一服いかが。(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
■しょうじ・ゆきや 1961年、北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。2003年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』でメフィスト賞を受賞してデビュー。代表作「東京バンドワゴン」シリーズをはじめ、『東京公園』『旅者の歌』など著書多数。
「ヒア・カムズ・ザ・サン」(小路幸也著/集英社、1500円+税)