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自分の中では最も物語らしい物語 「有頂天家族 二代目の帰朝」著者 森見登美彦さん (1/5ページ)

2015.3.4 17:20

狸の4兄弟に天狗の父と息子。「自分の家族観がつまっている」と話す森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん=2015年2月13日、東京都渋谷区(野村成次さん撮影)

狸の4兄弟に天狗の父と息子。「自分の家族観がつまっている」と話す森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん=2015年2月13日、東京都渋谷区(野村成次さん撮影)【拡大】

  • 7年半ごしの単行本化に「改訂作業が難航した」と明かす森見登美彦(もりみ・とみひこ)さん。それほどまでに思い入れのある作品だ=2015年2月13日、東京都渋谷区(野村成次撮影)
  • 「有頂天家族_二代目の帰朝」(森見登美彦著/幻冬舎、1700円+税、提供写真)

 【本の話をしよう】

 ≪シリーズの核は「家族」≫

 京都を舞台に織りなされる、狸と天狗(てんぐ)たちの奇想天外な物語『有頂天家族』。テレビアニメ化され、累計30万部のベストセラーとなった人気作家・森見登美彦さんの代表作のひとつだ。森見作品の中では珍しく「三部作」と位置づけられているが、『有頂天家族 二代目の帰朝』として、7年半ごしに第2幕を開けた。

 改訂作業が難航

 《面白く生きるほかに何もすべきことはない。》

 狸の名門・下鴨家の三男・矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃からひんしゅくばかり買っている。「面白きことは良きことなり」という父の教えを胸に、誰もが恐れる天狗や人間にちょっかいを出しては愉快に過ごしていた。そんなある日、矢三郎が師事する(面倒を見ている?)老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝。狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。しかも、父を狸鍋にして食らった人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、鍋の具を飽きずに探している-。

大胆にヘンなキャラを

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