最終ラウンド、10番でアプローチショットを放つ松山英樹=2015年6月7日、米オハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジGC(共同)【拡大】
米男子ゴルフのメモリアル・トーナメントは7日、オハイオ州ダブリンのミュアフィールドビレッジGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、大会2連覇を狙った松山英樹は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で通算12アンダー、276の5位だった。
連覇の期待は16番(パー3)でしぼんだ。昨年も最終日につかまったグリーン左前の池に第1打を入れ「思ったより風の影響を受けた。自分の判断力の甘さとミスショット」とダブルボギーを悔いた。
ただ、昨年がまぐれでなかったことは証明した。前半にスコアを落とし優勝争いから脱落したかと思われたが、11番からの5ホールで4バーディーを奪って一時はトップと2打差に。14、15番ではともにショットをピンまで30センチに寄せた。「特に15番(パー5)の第3打は優勝争いの中で、課題だった70~80ヤードの距離感が合った」と言う。
10位以内に入るのは今季8度目で、ツアーで2番目の多さ。強豪と呼べる地力を蓄え、次は18日に開幕するメジャーの全米オープン選手権。「あとはどれだけ自信を持てるか。それにはまず練習」とビッグタイトル獲得をにらんだ。(共同/SANKEI EXPRESS)