全米市長会議の年次総会で演説するヒラリー・クリントン前国務長官。同性婚をめぐっては立場を段階的にリベラル寄りにシフトさせている=2015年6月20日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AP)【拡大】
ブッシュ氏は反対明言
一方、共和党側の有力候補であるブッシュ氏は同性婚の承認には慎重な立場だ。15日にフロリダ州マイアミでの出馬表明演説では、同性婚承認の問題については一切触れなかった。しかし5月17日のキリスト教系テレビ局でのインタビューでは「われわれは伝統的な結婚の忠実な支持者であるべきだ。同性婚が憲法上の権利だとは思わない」として、同性婚への反対を明言している。
ブッシュ氏は出馬表明前から穏健派として共和党の候補者指名争いをリード。1月には「法的な地位を求める同性カップルにも敬意を示すべきだ」とする声明を出すなど、穏健な立場をアピールしていた。しかしその後の支持率争いでは、保守色の強いマルコ・ルビオ上院議員(44)やスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)らに追い上げられている。ブッシュ氏の発言は同性婚反対の明言で自らの保守らしさを強調し、支持拡大を目指したかたちだ。