全米市長会議の年次総会で演説するヒラリー・クリントン前国務長官。同性婚をめぐっては立場を段階的にリベラル寄りにシフトさせている=2015年6月20日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AP)【拡大】
最高裁判決後も焦点
同性婚への支持は全米で広がっているとはいえ、地域によってバラツキがある。
2月に宗教系シンクタンクが発表した州別の世論調査のまとめでは、同性婚への支持が最も高かったのはニューハンプシャー州での75%。一方、最も低いアラバマ州とミシシッピー州での同性婚支持率は32%にとどまった。両州のような保守色が強い「レッド・ステーツ」を支持基盤とする共和党候補にとって、同性婚支持は禁句ともいえる。
米連邦最高裁は6月中に同性婚の是非をめぐる判決を下す見通しで、同性婚をめぐる議論は過熱している。また、最高裁が判決を出した後も米国社会での論争は続くとみられており、各候補者の発言は今後も有権者の厳しい目にさらされそうだ。(ワシントン支局 小雲規生(こくも・のりお)/SANKEI EXPRESS)