ポロのチャリティー試合会場をジョージ王子とともに訪れたキャサリン妃。スキニージーンズとボーダーシャツで登場。5月に第2子を出産したばかりとは思えないスリムなスタイルが世界を驚かせた=2015年6月14日、英国・テットベリー(ゲッティ=共同)【拡大】
世界のファッションリーダーとして注目を集める英王室のキャサリン妃(33)がよく着用することで流行に火が付いた脚にぴったり張り付く細身の「スキニージーンズ」をめぐり、衝撃の研究論文が23日、英医学誌に発表された。スキニーをはいて長時間しゃがんでいると、筋肉や神経に障害が起き、歩行困難になるというのだ。キャサリン妃が着た洋服は瞬く間に売り切れるといった社会現象が起きているが、彼女のまねをして細いジーンズを無理やりはくと、とんでもないことになると論文は警告している。
しゃがみ続けて筋肉損傷
論文は、オーストラリアのロイヤル・アデレード病院の医師らによるもので、英誌「神経学・神経外科学・精神医学ジャーナル」の電子版に掲載された。アデレードに住む35歳の女性の症例を取り上げている。
それによると、この女性はスキニージーンズをはいて、家族の引っ越しを手伝っていた際、食器棚から物を取り出すために数時間しゃがみ続けた。夜になって自宅に帰る途中、足の感覚がまひし、つまずいて転倒。そのまま動けなくなった。