サイトマップ RSS

【国際政治経済学入門】マネー流出 上海株バブル崩壊は必至 (3/4ページ)

2015.7.1 09:30

上海株式市場の推移(信用取引残高=兆円換算)=2014年11月~2015年6月。データ:CEIC

上海株式市場の推移(信用取引残高=兆円換算)=2014年11月~2015年6月。データ:CEIC【拡大】

  • 急落が続く上海株式市場の値動きを示す株価ボードの前で茫然(ぼうぜん)とする男性=2015年6月29日、中国・上海市(AP)

 党中央の指令下にある中央銀行である中国人民銀行の利下げが株価引き上げ策となる仕組みである。北京の株式市場監視当局は市場の過熱を警戒して信用取引の制限を検討したが、人民銀行は実体景気の刺激の必要に迫られて利下げせざるを得ないのだから、信用取引拡大は抑えようがない。

 外資動向に翻弄され

 株価暴落の引き金を引いたのは、党中央によるもう一つの株価引き上げ策である。それは昨年11月の利下げとほぼ同時期に実施した上海と香港の株式の相互取引による上海市場への外国人投資家の呼び込みだ。香港市場を経由すれば外国人投資家が初めて中国政府の認可なしに上海株に投資できるようにした。利下げ効果と相まって国内の個人投資家の投資意欲を喚起し、上海株価は上昇気流に乗った。しかし、香港経由の外国人投資は出入りが目まぐるしい。

 6月18日付の米ウォールストリート・ジャーナル紙電子版によると、6月3日までの1週間で中国証券市場に外資が73億ドル流入し、翌週は68億ドル流出したという。相場がバブル崩壊寸前とみるや、いち早く撤収する外資に上海市場が翻弄される。

北京が株価引き上げに躍起となる理由

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ