6月29日、ギリシャ・首都アテネの集会に参加した人々=2015年(ゲッティ=共同)【拡大】
ギリシャは残る72億ユーロの支援を受けられなければ、財政が破綻する恐れが指摘されている。公務員給与や年金の支払いなどのため政府が借用書などを発行し、最悪の場合、ユーロ圏離脱に至る恐れもある。国内では不安が強まり、預金流出が加速。政府は資本規制も導入した。
チプラス氏は6月29日、国民投票で再建策が支持された場合の退陣も示唆。政情が流動化すれば、混乱の長期化にもつながりかねない。(アテネ 内藤泰朗、ベルリン 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)
≪「みんな政治家を信じていない」≫
「この先、いったいどうなるのか」-。EUの対ギリシャ金融支援の期限切れを迎えた30日、ギリシャでは、経済の先行きに対する国民の不安が渦巻いていた。
ギリシャ政府は6月29日、銀行からの引き出し額を1日60ユーロ(約8200円)に制限。国民は政府や銀行への信頼を急速に喪失しつつあった。