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言葉の職人 かっこいい俳句に衝撃 「芸人と俳人」著者 又吉直樹さん×堀本裕樹さん (1/5ページ)

2015.7.1 18:00

芸人・又吉直樹さん(左)と俳人・堀本裕樹(ゆうき)さん。異色のタッグによるユニークな俳句入門書に仕上がった=2015年6月8日(塩塚夢撮影)

芸人・又吉直樹さん(左)と俳人・堀本裕樹(ゆうき)さん。異色のタッグによるユニークな俳句入門書に仕上がった=2015年6月8日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • ふたりの実作俳句も収録。「間違いなく2年前は作れなかった」と又吉直樹さん(左)がいえば、「めちゃくちゃ優秀な生徒さんです」と“師匠”の堀本裕樹(ゆうき)さんもべたぼめだ=2015年6月8日(塩塚夢撮影)
  • 「芸人と俳人」(又吉直樹・堀本裕樹著/集英社、1300円+税、提供写真)

 【本の話をしよう】

 初の長編小説『火花』が芥川賞の候補となるなど、作家としても注目を集めるお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)。これまでにエッセー、創作四字熟語などと幅広いジャンルで筆をふるってきたが、定型句だけは「恐ろしい」と尻込みしていたという。

 そんな又吉さんが、気鋭の俳人、堀本裕樹(ゆうき)さん(40)に弟子入り。創作のルールから鑑賞のツボなどを学んだ。その2年にわたる講義の様子が『芸人と俳人』にまとまった。対談形式で俳句の楽しみ方を学べるのはもちろん、言葉をなりわいとするふたりのやりとりが刺激的な一冊だ。

 ――芸人と俳人という異色のタッグとなりました。企画の経緯は

 堀本裕樹(ゆうき)さん(以下堀本) 最初は僕が参加している「東京マッハ」というイベントスタイルの句会に又吉さんがお客さんとしていらっしゃって知り合いました。その後、僕の俳句鑑賞本『十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う』(カンゼン)に帯文をよせてくれたりして。いつかふたりで何かできればおもしろいね、と話していたんです。

「詩へ螺旋階段のぼりつつ夜寒」

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