東京都内で開かれた不動産投資セミナー=2015年6月(共同)【拡大】
「将来に対する備えとして不動産投資は手段の一つです」。6月、東京都内で開かれたセミナーで投資用アパートなどを販売する「シノケンプロデュース」(東京)の玉置貴史部長は力説した。
顧客は会社員や公務員がほとんどで、上向く景気と、年金制度破綻への懸念や金融機関の融資条件の緩和もあり、アパート経営などの投資を始める人が増加。契約件数も今年は、昨年の倍のペースだという。
土曜日に開かれたセミナーには約80人が参加。横浜市の無職、盛山正さん(52)は「東京五輪もあり、それまでは不動産が値崩れしないと安心して投資している。将来のための財産の基盤をつくりたい」と話した。
法務省の統計によると、2014年に売買による所有者移転登記がなされた建物の数は約58万5000件で、約51万3000件だった11年以降右肩上がりに増えている。売買で所有者が移転した土地の数も、約215万1000件(11年)から約245万7000件に増加した。