「負担を受け入れてでもユーロ圏にとどまるべきだ」「緊縮策には断固反対だが、支援なしには生きられない」「ユーロを捨て、(旧通貨)ドラクマに戻ってもいい」
投票日が迫る中、世論は揺れ、賛成派と反対派がそれぞれ集会を行うなど情勢は緊迫している。6月29日夜には1万人規模の反対派がアテネ市中心部の広場を埋め、翌日には雨の中、親EU派の2万人以上が集結した。
国民投票はEU側が示した財政再建案に対し「承認しない・いいえ」「承認する・はい」のいずれかを選び、空欄にチェックを入れる形式。縦に並ぶ選択肢は上が「いいえ」、下が「はい」で、「反対を選ばせたい政府の思惑が透ける」との指摘もある。
チプラス首相が突然の国民投票実施を表明したのは6月27日。野党は首相の表明から投票まで1週間余りしかないことに猛反発している。
内務省によると、投票は5日午前7時~午後7時(日本時間5日午後1時~6日午前1時)に実施。即日開票され、5日深夜(日本時間6日未明)から6日午前1時(日本時間6日午前7時)ごろに大勢が判明する見通しだ。