7月2日、職員1000人以上の削減計画が発表された英国放送協会(BBC)の本社から出入りする人々。リストラはさらに続くと予測されており、職員の不安は募るばかりだ=2015年、英国・首都ロンドン(ロイター)【拡大】
「ネトフリ」進出打撃
英国でテレビ離れが加速するきっかけになったのは、12年から米国の映像ストリーミング配信会社「ネットフリックス」が英国でも事業を始めたことが大きいとされる。低料金(米国の場合だと画像の質によって月8~12ドル)でネットを通じて、スマホ、タブレット、パソコンなどで好きなだけ番組(しかも広告部分なし)が楽しめるという事業で、現在米国だけで4000万人以上の会員がいる。ユーザーにとって、ケーブルテレビよりも圧倒的に安い価格が魅力で、ネットフリックスの株価(米ナスダック)は、アマゾン、フェイスブック、グーグルよりも高値がついている。
この「映像配信の巨人」は、今年秋から日本でも事業展開することを発表しており、テレビ業界にどれほどの影響を及ぼすのか、論議が活発化している。
日本のNHKや民放キー局は、BBCのケースから学ぶことが多いに違いない。(SANKEI EXPRESS)