米東部の継続的なケア付き退職者コミュニティー(CCRC)「チャールズタウン」のジムでインストラクターの指導を受ける入居者ら=2015年6月12日(共同)【拡大】
30年以上前に「チャールズタウン」を開発した企業もリーマン・ショックに伴う不況で経営が行き詰まり、2010年にオーナーが変わった。しかし運営権を非営利団体が握る組織構造が奏功し、入居者への影響は回避されたという。
古いところは100年以上の歴史を持ち、全米で約2000カ所、70万人以上が暮らす米国のCCRCだが、規模や料金、サービス水準はさまざま。連邦レベルの監督官庁がないため、州によって規制や監督の手法が異なり、利用者には分かりにくいことも多い。
■高齢者の地方移住 民間団体「日本創成会議」が6月、独自の試算で高齢者の受け入れ能力が高いとした26道府県の41地域へ移住を呼びかける提言を発表した。東京圏では今後10年間で75歳以上の高齢者が175万人増加。移住を進めなければ、医療・介護サービスの供給不足が深刻化し、地方では東京圏への人材流出で人口減少が進むと主張している。政府は提言を踏まえ、6月末に閣議決定した経済財政運営の指針「骨太方針」などで、高齢者の移住を推進する姿勢を明確にした。