ホワイトハウスで貿易促進権限(TPA)法案に署名するバラク・オバマ米大統領(中央)。得意げな表情が「3連勝」の喜びを如実に物語っている=2015年6月29日、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】
同性婚とTPAも勝利
しかもオバマ氏はさらに2つの勝利にも恵まれた。最高裁が26日に下した同性婚を憲法上の権利と認める判決は、同性愛者の権利擁護の先頭に立ち、全米での同性婚承認に向けて世論を引っ張ってきたオバマ氏の立場を全面的に支持する内容だ。また29日に成立した貿易促進権限(TPA)法はオバマ氏が宿敵の共和党と歩調を合わせて実現した政策で、アジア重視戦略の中核に位置づけられる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉合意に向けた重要な一歩となる。
経済好調で支持率上昇
オバマ氏はレームダック(死に体)化が進みかねない任期満了まで1年半というタイミングで追い風を受け、米CNNテレビが26~28日に行った世論調査では、オバマ氏の支持率は50%に上昇した。政府機関閉鎖やオバマケアのウェブサイトでのトラブルに見舞われた13年後半には支持率が41%まで落ち込んでいたことを考えれば、上々の数字だ。