サイトマップ RSS

太宰に救われ「読書芸人」開花 芥川賞に又吉さん、羽田さん (1/3ページ)

2015.7.17 00:00

芥川賞の受賞が決まり記念撮影に応じる又吉直樹さん=2015年7月16日午後、東京都千代田区の帝国ホテル(鴨川一也撮影)

芥川賞の受賞が決まり記念撮影に応じる又吉直樹さん=2015年7月16日午後、東京都千代田区の帝国ホテル(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 又吉直樹さんとともに芥川賞を受賞した羽田(はだ)圭介さん=2015年7月10日、東京都千代田区(磨井慎吾撮影)
  • 直木賞を受賞した東山彰良(ひがしやま・あきら)さん=2014年6月24日(山根聡撮影)

 第153回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は又吉直樹さん(35)の「火花」(文学界2月号)と、羽田(はだ)圭介さん(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」(文学界3月号)、直木賞は東山彰良(ひがしやま・あきら)さん(46)の「流(りゅう)」(講談社)に決まった。

 芥川賞に決まったお笑い芸人の又吉さんは今年1月、自身初の純文学作品となる「火花」を文芸誌に発表。3月に発行された単行本は64万部に達した。

 4回目の候補だった羽田さんは東京都生まれ。2003年に「黒冷水」で文芸賞を受賞し、デビュー。受賞作は、20代後半の失業青年が痴呆が始まった高齢の祖父の介護や再就職活動を通じ、精神的に成長していく姿を描いた。

 芥川賞選考委員の山田詠美さんは「火花」を「どうしても書かざるを得なかった切実なものが迫ってくる。一行一行に人生的なコストがかかっている」と評価。「スクラップ-」については「新しい形のホームドラマの登場。読後感も良かった」と話した。

直木賞は東山彰良さん

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ