サッカーの東アジア・カップに臨む日本女子代表「なでしこジャパン」の23人を発表する佐々木則夫監督=2015年7月21日午後、東京都文京区(共同)【拡大】
日本サッカー協会は21日、8月に中国の武漢で開催される東アジア・カップに臨む女子日本代表「なでしこジャパン」の23人を発表し、女子ワールドカップ(W杯)準優勝メンバーから菅沢(千葉)や川村(仙台)ら6人が選ばれた。右膝のけがでW杯代表を逃した高瀬(INAC神戸)が復帰。宮間(岡山湯郷(ゆのごう))や澤(INAC神戸)は外れ、国内組の若手中心の陣容となった。小気味よいドリブルが武器の柴田(浦和)や、守備に安定感のある村松(日テレ)ら4人が初選出された。
女子W杯で準優勝した日本は、東アジア・カップで来年のリオデジャネイロ五輪に向けた新戦力発掘を狙う。佐々木監督は「切り替えて次につなげていくのが重要。新たなチャレンジをするには非常にいいタイミング」と強調した。
予備登録50人には宮間や澤らも含まれたが、W杯で決勝まで進んだために主力を休養させた。W杯代表からメンバー入りした6人のうち、決勝のピッチに立ったのは菅沢だけ。チーム最年長となった29歳の上尾野辺(かみおのべ、新潟)のほか、次代の中核として期待される川村やGK山根(千葉)は独り立ちが求められる。