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【サッカー】なでしこ 「悔いなくやりきった」 澤のW杯に幕 (1/2ページ)

2015.7.7 07:00

後半、途中出場した米国のアビー・ワンバック(手前右)とタッチする澤穂希(ほまれ)。ともにこれが最後のW杯だと公言している=2015年7月5日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(岡田亮二撮影)

後半、途中出場した米国のアビー・ワンバック(手前右)とタッチする澤穂希(ほまれ)。ともにこれが最後のW杯だと公言している=2015年7月5日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(岡田亮二撮影)【拡大】

 サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」の背番号10、澤穂希(ほまれ)選手(36)にとって最後となるワールドカップ(W杯)が終わった。2連覇の夢には届かなかったが、仲間を次々と抱き締めて慰め、「本当に悔いなく、自分自身はやり切ったと思っている」と口にした。

 劣勢の1-4の前半33分、早くも最初の交代選手として投入された。体を張って攻撃の芽を摘み、後半には空中戦の競り合いでオウンゴールを呼び込むなど、全身全霊を込めたプレーでチームを鼓舞し続けた。

 15歳で代表デビューし、史上初のW杯6大会連続出場を果たした。連覇をかけて戦う相手は米国。澤の人生を変えた国だ。1999年、不況の影響で当時所属していた日テレとのプロ契約が打ち切られ、初めて海外でのプレーに挑戦した。大柄な選手のパワーに苦戦しながらも、出足の鋭さや俊敏性を磨き、「クイック・サワ」の異名を取った。

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