イングランドを破って決勝進出を決め、宮間あや(8)に駆け寄る岩渕真奈(まな、16)ら日本のイレブン=2015年7月1日、カナダ・アルバータ州エドモントン(共同)【拡大】
なでしこ、連覇に王手! サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会は1日(日本時間2日午前)、エドモントンで準決勝1試合が行われ、2連覇を狙う日本代表「なでしこジャパン」がイングランド代表を2-1で初めて下し、2大会連続2度目の決勝に進出した。5日午後4時(日本時間6日午前8時)からの決勝で、2011年の前回大会と同じく米国と対戦する。4年前は日本が2-2からのPK戦を制して初優勝したが、12年ロンドン五輪決勝では1-2で敗れ、金メダルを逃した。因縁深い両者の頂上対決を前に、なでしこイレブンは闘志を新たにした。
「もっと自分たちのプレーをできると思ったが、シンプルなサッカーを徹底してやられた。本当にタフな試合だった」。試合後、佐々木則夫監督(57)がこう語ったように、イングランドのフィールドを切り裂くような縦のロングパス一辺倒の攻撃は、分かっていても対処が難しかった。それでも日本は辛抱強かった。泥くさく、諦めない。実に「なでしこらしい」戦いぶりで決勝に進んだ。