オランダ戦に向け調整する宮間あや=2015年6月22日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(共同)【拡大】
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、日本代表「なでしこジャパン」は23日午後7時(日本時間24日午前11時)からバンクーバーでの決勝トーナメント1回戦でオランダと対戦する。22日は練習と記者会見を行い、佐々木監督は「(優勝まで)ここから4試合。いいドラマにしたい」と2連覇を見据えた。
決勝トーナメントを迎え、勝負師のまなざしに鋭さが増してきた。重圧への強さと正確な技術を兼ね備えた司令塔の宮間(岡山湯郷(ゆのごう))は「最後まで何が起こるか、分からない。仲間のため、チームのために走りたい」と決意を口にした。
1次リーグの活躍は圧巻だった。スイスとの初戦で平然とPKを決め、カメルーン戦はクロスで菅沢(千葉)のゴールをアシスト。最後のエクアドル戦も先制点につながるパスを送り、全3戦で最優秀選手に選ばれた。それでも「自分のプレーより、チームのために何ができるのかを考えている」と普段からの一貫した姿勢を強調した。