ブラジル戦でキア・サイモン(右から3人目)のゴールを喜ぶオーストラリアの選手=2015年6月21日、カナダ・ニューブランズウィック州モンクトン(ゲッティ=共同)【拡大】
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会第12日は21日、バンクーバーなどで決勝トーナメント1回戦の3試合が行われ、フランスとオーストラリア、開催国のカナダが勝って準々決勝に進んだ。フランスは韓国に3-0と快勝。26日にドイツと4強入りを争う。オーストラリアはブラジルを1-0で下した。カナダはスイスに1-0で競り勝った。
雨の中、オーストラリアのFWサイモンは「この雨はGKには嫌なはず。ファンブルする可能性がある」と狙っていた。後半35分、シュートをブラジルのGKがはじくとすかさず詰めて蹴り込み、優勝候補の一角を下した。
チームも従来の堅守と速攻に加えて冷静なつなぎも見せ、3大会連続の8強入り。初の準決勝進出を懸け、日本-オランダ(日本時間24日)の勝者を待ち受ける。スタイチッチ監督は「我々は最も危険なチームの一つだ」と語った。(共同/SANKEI EXPRESS)