イングランドを破って決勝進出を決め、宮間あや(8)に駆け寄る岩渕真奈(まな、16)ら日本のイレブン=2015年7月1日、カナダ・アルバータ州エドモントン(共同)【拡大】
我慢して好機待つ
日本は前半33分に主将の宮間あや(岡山湯郷(ゆのごう))がPKを決めて先制したが、前半40分にPKで追い付かれた。後半は終始、イングランドに押され気味で、防戦一方の時間帯もあったが、極力ミスをせず、我慢して好機を待った。そして、1-1で延長突入目前の後半ロスタイム。川澄奈穂美(なほみ、INAC神戸)が右サイドから、いち早く守備ラインの裏に走り込んだ大儀見優季(おおぎみ・ゆうき、ウォルフスブルク)にセンタリング。これが相手のバセットのオウンゴールを誘い、決勝点となった。佐々木監督は「彼女(バセット)がクリアしにいかなかったら、大儀見が決めていた。オウンゴールはわれわれのカウンターでつくった。川澄と大儀見のゴールでもあったと思う」とたたえた。
最後の最後に底力を示してイングランドに初めて勝ち、なでしこは2連覇の挑戦権を得た。たどり着いた決勝の相手はライバルの米国だ。今大会の米国は6試合で1失点と隙がなく、パワーとスピード、球際の強さなど、これまでの相手より一段レベルが上がるのは間違いない。快足のモーガンや、ベテランのワンバックら常に日本の脅威となってきた攻撃陣は健在。ロンドン五輪決勝で2ゴールを挙げ、日本の金メダルを阻んだロイドも今大会3得点と好調だ。