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【サッカー】なでしこ8強 パスつなぎ戻った躍動感 オランダに2-1 (1/2ページ)

2015.6.25 07:00

後半、阪口夢穂(みずほ、奥左から2人目)が貴重な追加点を決めた=2015年6月23日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(共同)

後半、阪口夢穂(みずほ、奥左から2人目)が貴重な追加点を決めた=2015年6月23日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(共同)【拡大】

  • 前半、先制ゴールを決める有吉佐織(右)=2015年6月23日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(共同)

 ≪有吉先制、阪口「思い切り」弾≫

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、連覇を狙う日本代表「なでしこジャパン」は23日、バンクーバーで行われた決勝トーナメント1回戦でオランダを2-1で破り、ベスト8に進んだ。27日午後2時(日本時間28日午前5時)、エドモントンでの準々決勝でオーストラリアと対戦する。

 パスをつなぐ攻撃で躍動感を取り戻した。高さを誇るオランダを相手に、流れの中から2得点を奪い、佐々木監督は「ワンタッチ、ツータッチの仕掛けをして、シュートで終わっていた。狙い通りだった」と、目を細めた。

 求める形は、前半10分の先制ゴールに凝縮されていた。自陣からのスローインを起点とし、左サイドを素早い連係で破った宮間がゴール前にクロス。大儀見(おおぎみ)のヘディングはバーにはじかれたが、最後は有吉が冷静に蹴り込んだ。

 有吉は「選手の距離感が良く、少ないタッチでボールを動かせた」と、監督の意をくむプレーで代表初得点を挙げた。その後もワンツーパスなどで翻弄し、宮間、鮫島(さめしま)、川澄が立て続けに惜しいシュートを放った。

 中6日あった準備期間。1次リーグ3試合で4得点と湿りがちだった攻撃を立て直すため、パスを2タッチ以内に制限する紅白戦を行った成果が実った。

「ゴール前で崩しきろうとしてしまうのがチームの悪い癖。打った方が可能性が高い」

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