そんな過酷なコースで、松山は耐え続けた。初日イーブンで出遅れながら、2日目の6アンダーで優勝争いに加わった。その2日目を除けば、終始パッティングに苦しんだ。パット数は2日目の24に対し、最終日は31。
これほどグリーン上で苦しみながら、最終日も一時はトップに2打差まで詰め寄った。ショットはどのプレーヤーにも見劣りしなかった。4つのバーディーを先行させて迎えた12番で1メートルのパーパットを外し、「あれで流れを手放した」。
実力はすでに、多くのライバルが認めている。何より、首位と7打差の18位に、「ふがいない」と悔しがる気概がある。自身、善戦など求めていない。優勝しに来ているのだという目標が明確だ。
必ず松山が、世界のメジャーで勝つ日がくる。そう確信させる大会でもあった。テニスの錦織圭(にしこり・けい)との四大大会制覇の先陣争いが、ますます熾烈(しれつ)となる。(EX編集部/撮影:ロイター、AP/SANKEI EXPRESS)