2013年7月の参院選で、鳥取市民に投票を呼びかける明るい選挙のイメージキャラクター「めいすいくん」=鳥取県鳥取市(持田浩一郎撮影)【拡大】
ただ、日本は憲法43条で「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」とされており、米国のような州代表の役割は規定されていない。それでも、徳島商工会議所の近藤宏章会頭は「議員は地元の声を国政に届ける代弁者。徳島と高知の間に紛争を起こす爆弾をほうり込まれた気分だ」と不満を隠さない。松江市の松江駅本通り商店会の錦織伸行会長も「一票の格差は法の下の平等に反するということだが、地方の声にも平等に光を当てることは必要だと思う」と訴える。
これに対し、一票の格差訴訟に取り組む升永英俊弁護士は「国会は民の声を聞いてもらう場ではないし、連邦制を取る米国とも事情が大きく異なる。地方代表の声が届かないとする意見は論点が違う」とした上で、「憲法では国政は主権者の国民が議員を通じて多数意見で決めることになっており、平等に扱われないと逆に声を届けていないことになる。もっと合区を作ってでも是正に努めるべきだ」と話している。(SANKEI EXPRESS)