2015年4~6月期連結決算を発表し、記者の取材に応じるシャープの高橋興三社長(右端)=2015年7月31日、東京都港区(共同)【拡大】
一方、中国の景気に関しては「道路を造るような商売は縮小し、自動車関係も(成長力が)落ちている」(日立製作所の中村豊明執行役副社長)など厳しい見方が出ている。機械業界は中国の建機需要の落ち込みなどが響き、16年3月期の増益率が2%以下にとどまる見通しだ。29業種中で7業種が減益見通しとなっている。
≪中国減速、消費伸び悩み 不安材料も≫
上場企業の2015年4~6月期決算は改善傾向だが、中国など新興国の経済減速が響き、一部の電機や自動車メーカーの収益は伸び悩む。景気の鍵を握る消費も、好調なのは外国人観光客などに限られる。4~6月期の国内総生産(GDP)成長率はマイナスに陥るとの予想が大半で、日本経済の先行きは予断を許さない。
急ブレーキ
「ビザ緩和の効果もあり、旺盛な需要を取り込んだ」。日本航空の斉藤典和取締役は、決算発表の記者会見で満足そうな表情をみせた。