男子シングルス3回戦でリターンする錦織圭(にしこり・けい)=2015年8月6日、米国・首都ワシントン(共同)【拡大】
テニスのシティ・オープンは6日、米ワシントンで行われ、男子シングルス3回戦で世界ランキング5位の第2シード、錦織圭(にしこり・けい、日清食品)は世界35位で第16シードのレオナルド・マイエル(アルゼンチン)に6-4、6-4で快勝し、2年連続でベスト8入りした。
小雨が降る中、錦織は高い集中力を保った。昨年の全米オープンでも退けたマイエルに一度もブレークの機会を与えず、ストレート勝ち。「しっかりサービスゲームをキープして、最後までいいプレーを貫けた」と余裕の表情を浮かべた。
第1セットは雨による小刻みな中断が3度あった。体が冷える心配がありながら、再開後のゲームでもプレーは安定していた。「気を抜かず、何が相手に効いているか考えながら目の前のポイントに集中した」と、冷静に闘争心を燃やし続けた。
第2セットの第1サーブは77%の高い確率で決まり、入った17本は全てポイントにつなげた。4-4の第9ゲームで相手がミスを重ねてブレークに成功し、難なく押し切った。(共同/SANKEI EXPRESS)