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跳ねた青森の夏 幅允孝 (4/5ページ)

2015.8.9 11:20

いよいよ祭がはじまる。熱気が四方八方から伝わる=2015年8月4日(幅允孝さん撮影)

いよいよ祭がはじまる。熱気が四方八方から伝わる=2015年8月4日(幅允孝さん撮影)【拡大】

  • 内側と外側、その両方からねぶたの全体を露にする。「ねぶた祭“ねぶたバカ”たちの祭典」(河合清子著/角川oneテーマ21、802円、提供写真)
  • 全国各地の年中行事から日本人の生活の来歴を記した名著。「年中行事覚書」(柳田國男著/講談社学術文庫、972円、提供写真)
  • 【本の話をしよう】ブックディレクター、幅允孝(はば・よしたか)さん(山下亮一さん撮影、提供写真)

 正直に言うと気恥ずかしかったのは、最初の5分だけだった。周りの老若男女が腹の底から声を出し、楽しそうに跳び踊るのを見て、自分もそこに溶けていきたいと思った。ハネトとはよくいったもので、文字通り跳ねる動きを続けていると、どうしようもなく汗が出る。祭の前に飲んだビールも日本酒も、すぐに汗で流れてしまう。そして、菊池さんがアキレス腱の心配をするわけだ。これはかなり足腰にくる。だが、自身が踊るたびに衣装についている小さな鈴がシャンシャン鳴り響き、涼やかさと心地よさも与えてくれるのだ。この小さな鈴はラッキーチャームとしても知られているらしく、踊りの合間に沿道から「鈴ちょーだーい!」と子供が大声をあげている。ひとつとって沿道の少年に投げたら、未来の名外野手(?)は綺麗にジャンプして捕ってくれた。

 6日間に込められた熱情

 跳ね続け、足はすぐにパンパンに。拡声器で掛け声をかける男や女の声はかれかかっている。けれど祭は続く。なぜなら、それは気持ちよいからだ。見たことはないけれど、脳内でエンドルフィンが分泌されているに違いない。大きなポリバケツに入った水を柄杓で汲み、みなで回し飲む。こんなうまい水は味わったことがないぞ。

タクシー運転手「僕は今日からが、本番。今年も死ぬ気で跳ねてきますよ」

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