新国立競技場についてのアスリートからのヒアリングで遠藤利明五輪相(左)と握手をするパラリンピック陸上選手、佐藤真海(まみ)さん=2015年7月30日、東京都千代田区(共同)【拡大】
【パラリンピアン・ライフ】
「パラリンピックで、私が最高の思い出を持ち帰ることができたのは、満員のスタジアムでパフォーマンスを発揮できたからだと思います。『素晴らしい競技場とは』と振り返ったとき、まず大切なことはアスリートがベストなパフォーマンスをできることです。そして、そのことを観客の皆さんが楽しめること。この2つが合わさってこそ、良い競技場になるのではないでしょうか」
視線の先で、遠藤利明五輪相は私の言葉にじっくりと耳を傾けてくださりました。スーツの内側ポケットから取り出した小型のノートに、メモも取ってくださいました。
7月30日。国会議事堂や首相官邸と目と鼻の先にある内閣府の大臣室に招かれました。
建設計画が白紙に戻った2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)の新たな計画策定に向け、遠藤五輪相が有識者やアスリートたちから実施したヒアリングの「第1号」に指名されたのです。