支援対象の難民キャンプの人口は約4万6000人。そのうち63%が子供だ。親や親戚、友達を亡くした子供たちが大勢いる。配給される食糧を受け取るために何時間も並んだり、何キロも歩き回って薪を集めたり、生計を立てるために小売店を経営したりと、子供たちは非常に厳しい生活を送っている。
慣れない生活の中で悲しみに暮れ、母国のことを思いつつも何もできない状況に、フラストレーションを抱えて生活している。そのようなストレスや生活の不満から、子供たちは昼間から酒やたばこに手を出したり、暴れまわったり、盗みやレイプなどの犯罪に走ることもある。
≪仲間とともに将来へ 学校がきっかけに≫
ある時、15、6歳の難民の子供たちが、町のインターネットカフェにいるのを目にした。彼らは、母国での紛争の様子を伝える動画を食い入るように見ていた。「ベンティウの戦い」と題された動画で、南スーダンの州都ベンティウにおける政府と反政府勢力との戦いが流れた後、燃えて黒こげになった建物や死体が映し出された。まじろぎもせず動画を見ていた子供たちが、一体どのような気持ちでいるのかと想像すると、胸が苦しくなった。