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【日航機墜落30年】御巣鷹に慰霊登山106家族406人 (2/4ページ)

2015.8.13 07:30

「御巣鷹(おすたか)の尾根」の墓標に花を供える、娘3人を亡くした田淵親吾さん(左)と妻の輝子さん=2015年8月12日午前、群馬県多野郡上野村(共同)

「御巣鷹(おすたか)の尾根」の墓標に花を供える、娘3人を亡くした田淵親吾さん(左)と妻の輝子さん=2015年8月12日午前、群馬県多野郡上野村(共同)【拡大】

  • 左から、長女の陽子さん、三女の純子さん、次女の満さん(共同)

 三女、千延子(ちえこ)さん=当時(22)=を亡くした徳島県阿南市(あなんし)の能仁(のうにん)怜子さん(85)は「今でも娘のことを思い出し、つらくなる」と涙ぐんだ。能仁さんの孫、堤由香子さん(27)は「私の生まれる前の事故だけど、想像するだけで悲しい。二度と同じような思いをする人がいないよう願います」と目を潤ませた。

 追悼慰霊式には遺族や日航の関係者ら約350人が参加。犠牲者の数と同じ520本のろうそくに火をともし、墜落時刻の午後6時56分に黙祷(もくとう)した。

 事故による死者数は世界の航空史上、単独のものとしては現在も最悪。今年3月にフランスでドイツ旅客機が墜落するなど、今も航空機事故が相次いでいる。

 ≪つえの老夫婦「3人娘に会いたい」≫

 3人の娘を日航機墜落事故で一度に失い、家族が2人だけになって30年。兵庫県西宮市の田淵親吾さん(86)、輝子さん(81)夫妻は80歳を超えてなお、現場の「御巣鷹の尾根」に登っている。「娘たちに会いたい」。その思いが変わることはないからだ。12日も娘たちが好きだったお菓子をリュックに詰めて尾根を訪れ、墓標に供えた。

東京ディズニーランドとつくば万博へ行った帰りだった

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