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人類が猛スピードで作り出す「第6次絶滅期」 環境破壊で「第4次」酷似 (3/4ページ)

2015.8.13 10:00

米イリノイ州シカゴの博物館に展示されているティラノサウルスの骨の化石のホコリを落とす係員。かつての恐竜のように、人類にも絶滅の危機が…=2015年6月11日(ロイター)

米イリノイ州シカゴの博物館に展示されているティラノサウルスの骨の化石のホコリを落とす係員。かつての恐竜のように、人類にも絶滅の危機が…=2015年6月11日(ロイター)【拡大】

 この時の大量絶滅は、大陸的規模の火山の噴火が原因とされているが、噴火当初は火山に近い場所の生物が大きな影響を受け、地理的な優位性が認められた。

 しかし、やがて地理的な差異はなくなり、遠く離れた場所に生息する生物も含め最終的には約80%の種が絶滅したことが分かったという。

 噴火でCO2など大量放出

 噴火によって二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが大量に放出され、現在の地球と類似した温暖化が進行したことが原因としている。

 こうしたことから、大量絶滅期には、量的に他を圧倒し最も影響力を持つ「優占種」であっても、特定の場所に生息する弱小種と同じように、環境変化の影響を大きく受けると、結論づけた。

 その上で、ダンヒル教授は「われわれは人類の活動によって4度目の大量絶滅期と同じ状況を猛スピードで作り出している」と指摘。

「種の頂点に立つ人類も環境変化の影響を免れない」

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