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【湘南の風 古都の波】歴史語る2000本の孟宗竹 (1/4ページ)

2015.8.15 14:00

竹林の間から射した光が石仏を照らし出した。猛暑の厳しい天候にも竹の庭には涼しい風が服抜ける=2015年7月26日、神奈川県鎌倉市浄明寺の報国寺(渡辺照明撮影)

竹林の間から射した光が石仏を照らし出した。猛暑の厳しい天候にも竹の庭には涼しい風が服抜ける=2015年7月26日、神奈川県鎌倉市浄明寺の報国寺(渡辺照明撮影)【拡大】

  • 山門上空には夕焼け雲。一足先に訪れた地上の闇を提灯が照らす=2015年7月26日、神奈川県鎌倉市材木座の光明寺(渡辺照明撮影)
  • 小さな提灯を手に海岸へと向かうお稚児(ちご)さんたち=2015年7月26日、神奈川県鎌倉市材木座の光明寺(渡辺照明撮影)
  • 山門に長く差し込む夕日。夏の夕暮れは猫もどこかのんびりしている=2015年7月26日、神奈川県鎌倉市材木座の光明寺(渡辺照明撮影)
  • 神奈川県鎌倉市材木座の光明寺

 車内の冷房ですっかり冷やされていた体の温度が、ぐんぐん上昇していくようだ。鎌倉駅から15分ほども乗っただろうか、かつて塩の道と呼ばれた県道金沢鎌倉線(金沢街道)の浄明寺停留所でバスを降りる。

 少し歩くだけで、たちまち汗が噴き出してきた。

 進行方向をすぐ左に曲がると、突き当たりに鎌倉五山第五位、浄妙寺の門がある。付近の地名やバス停は浄明寺。一文字だけ異なる地名が使われるようになったのは江戸時代のことで、格式の高いお寺に遠慮をしたからだという。

 鎌倉の竹の寺として有名な報国寺はバス通りをはさみ、その反対側の谷戸の奥にある。県道を少し戻ってから滑川にかかる華の橋を渡ると、緩やかな上りの坂道が続く。

 木陰を拾いながら蝉時雨(せみしぐれ)の坂を100メートルほど。この暑いのに谷戸の木立では、ウグイスが気持ちよさそうに鳴いている。それだけで少し涼しくなった気がしてくるから不思議ですね。

 でも、ここはひとまず、こまめに水分補給。熱中症には注意しよう。

 浄妙寺と同じく、報国寺も臨済宗建長寺派の禅宗寺院で、1334(建武元)年に仏乗禅師を開山、足利尊氏の祖父、家時を開基として開かれた。パンフレットには「禅とお茶と竹の庭」と書かれている。

行く夏を惜しみ祈りをささげる

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